滝川昌之のお気に入りの歌一覧
河のほとり
夕づく日ほのかに照らす山々の静けきままに今日は暮れゆく
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河のほとり
さみだれの雲も晴らさぬ夕風ぞわが物思ふやどに音なふ
6
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河のほとり
もらさじと袖に涙はつつめども思ひ満ちたるさみだれの空
10
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河のほとり
この頃はあやめも分かずほととぎす今を昔と思はする声に
5
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河のほとり
世をいとふ峰のあらしも花を想ふ心の塵は払はざりけり
10
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ななかまど
朴訥と昼のホームに横たわる駅に似合いの北のディーゼル
13
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千葉 甫
朝の窓開ければ今日も聞こえてくる昨日と同じ雀の声か
3
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谷村思亜
苦しみに 今にも脱皮してしまう 何かに変化するというのか
4
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名鈴
執念しく 掻き集むるかな 世の宝 海山あるも 物ともせずに
6
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び わ
紫陽花が色とりどりに部屋飾り梅雨のひと時心和ませ
7
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横井 信
梅雨らしく大地しめらす雨の降る朝は冷たい若葉の調べ
11
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KEN
十六夜を 留めてしがな 西行の 幾行と釀み のちに醉ふため
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うすべに
夕べならよかったのにと拭くレンズ 雲の切れ間に十六夜の月
10
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うすべに
黒南風に朝露散らす卯の花の 涙にぬれて急ぐ山道
6
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トウジさん
「麦の秋」よくぞ言ったや初夏なのに打つは氷雨か半袖寒し
6
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ななかまど
降るたびに新緑のいろ深緑へ山のニンフの確かな仕事
7
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谷村思亜
空を焼く 地獄のような悲しみに まだ生きている地獄の悪夢
5
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詠み人知らず
可哀想 感謝しろと 捨て台詞 事件が起こる 一歩手前だ
5
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名鈴
金色の シャンパンの中を さくらんぼ 泡を纏ひて 浮きつ沈みつ
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へし切
しとしとと降るは昔の梅雨のこと今は眺めの風情もなかりき
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