滝川昌之のお気に入りの歌一覧
源家末裔
生まれたる その時折より 忌み子なり一族郎黨 我を恨みし
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詠み人知らず
人混みに 桜見れずに 進む道 はぐれぬように 強く握る手
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夏深
戦争を犯罪と言う人類の成長ここに二〇二二
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夏深
どうしても嫌と言い張り帰る道少しだけ吾を好きになり
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へし切
君逝きて 四半の時の過ぎゆきぬ 吾が身は老いて 銀漢の夢
6
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時計台
愛犬を伴ふ如く散歩する 老人の手に 地を這ふ首輪
7
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詠み人知らず
懐かしき 春の誘う 道ゆけば 散る桜追う 君が浮かんで
7
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秋日好
男から「付き合ってるって本当?」と電話の入る十九か月
4
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秋日好
どうしても「至らずごめん」と繰り返す遺された身のいとも小さき
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び わ
話してる何か言われて理解せず難聴時(とき)に危険なことに
4
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茂作
ここかしこ空を見上げる指の先 櫻前線吾が街に來る
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横井 信
雨音の続く昼間の食卓で本のページを静かにめくる
8
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うすべに
じゃがいもの芽が盛りあげる土くれに 三寒四温の雨音を聞く
6
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へし切
自由の無い国の人には 分かるまい 自由を求める人の強さを
7
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ななかまど
空を見て眼鏡をはずし汗を拭く君あたらしき表情を持つ
9
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原磯絵馬
銀の皿そそぐやいなや噛み砕くキャットフードの音高らかに
4
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谷村思亜
ほころびてほころび出して桜花 今年も我にほほ笑みかける
6
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詠み人知らず
武器を持ち 罪なき人を 打ち倒す 悲しみ震え 怯える瞳
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KEN
安酒の 釣りを落とせば 募金箱 音も朧の 深夜のコンビニ
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バジル
口つぐみ硬く身を閉じ耐えるから蕾よ春の満面に咲け
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