滝川昌之のお気に入りの歌一覧
行宮偏(仮之名)
初夏だより 酔狂波に攫われて ちょいと南の島 ヤポーニヤ
5
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行宮偏(仮之名)
ロシアよりウォトカをこめて 黒ずんだ漂着物が「火」とだけ語る
7
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行宮偏(仮之名)
偶然に何もなかったから笑う 四行詩もと何も語らず
6
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行宮偏(仮之名)
エナ鳥というトリだった 幻鳥の曰くカフェイン以外も注意
4
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恣翁
幽篁に籠もれる 秋の夕靄は 野宮神社を 深く鎖せり
14
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夢士
今日もまた貴方に会いに夢のなか遠くで見ている貴方の笑顔
13
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行中納言中将知師
春のふく風にちりゆく夜桜も 大火もおとる早乙女の恋
4
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可不可
牡に化る前こそ標本瓶の底 まだ尖らない君の喉笛
6
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Chico
宿る音の吹き盡くされしハモニカのみし夢のごと 風透る部屋
15
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詠み人知らず
ついーときて二人の先ゆく赤とんぼと秋彼岸詣での墓參道ゆけり
13
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森川
黄昏に 紛れるような あかいろの悲願の花に 誰を思ふや
8
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さかさまぼこ
海越えし挵蝶を載せて鎮もれる荒き磯辺の浜菊の花
5
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さかさまぼこ
逝きし夏の暑熱の名残り巻きをさめ槿の垣ゆ陽の色の消ゆ
5
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ガビー
カテーテル入れて太さを取り戻す 父の血管頼もしく見ゆ
6
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夕夏
しあわせとふこうのあいだくぐりゆくわたしのこころのばいおりずむ
5
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び わ
進まない簿記の教科書開いても意志が進めと指令を出さず
3
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リクシアナ
バケットの肌理を零れる百花蜜遠いラジオを秋風に聞く
15
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リクシアナ
草紅葉ゴンドラ揺るる旭岳冬を迎えに雲海を往く
16
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横井 信
おだやかに流れる川の真ん中で変わらぬ朝の始まりを見る
12
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へし切
叶はぬと知りつも君に逢ひたいと おはぎを二つ 秋彼岸かな
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