藤久崇のお気に入りの歌一覧
桜枝巧
おどおどとドラックストアの片隅で少女が触れるピンクの口紅
29
もっと見る
詠み人知らず
羽根突きや凧あげする子ら見あたらずそれでもめでたい新年の空
21
もっと見る
詠み人知らず
縄文の一万年の空のもと今日も煮炊きの煙が昇る
21
もっと見る
詠み人知らず
信号待ち 見るともなしに見ておれば枯れ葉元気に鬼ごっこする
21
もっと見る
詠み人知らず
皇居参賀陛下のお声は若々し旗振りおれば目頭潤む
17
もっと見る
詠み人知らず
うれしくも月とオリオン並びいて照らし給へる庭の明るさ
31
もっと見る
詠み人知らず
涙する 友と呼ばれてこれほどに嬉しきことかうたのわで知る
24
もっと見る
万陽
「本当は手伝いたかった」吾娘の言ふ足元に散る 器のかけら
14
もっと見る
万陽
「これママよ」吾娘の似顔絵 ママ上にパパは小さく下に 描きをる
11
もっと見る
万陽
小さき手 するると動かし 落書きを結露の窓に する吾娘の朝
17
もっと見る
万陽
諍いし 飛び出し見上げる 満月に思い出さるる 亡き母の顔
15
もっと見る
絮谷新
吸ひ葛雪消の肌に添ひたれば月の雫の影を含めり
19
もっと見る
光源氏
つくせども君に思ひはとどかざり濡らすしとねに心こめども
33
もっと見る
吉野 鮎
蠟梅の薄黄緑に透ける花雪の雫にその香抱かれ
5
もっと見る
吉野 鮎
湯の舟に薔薇のぽぷりを浮かべゐて香りの薄衣纏ふ逢瀬に
11
もっと見る
ミツ子
さみしい あまやかして 味方でいて どうか 見苦しい私をゆるして
5
もっと見る
澄舟
駅ビルのカフェにうつむき歌集読む時間は楽し独りは楽し
25
もっと見る
澄舟
「いいんだよ。子供になって楽しみな。」はっかパイプ売るおやじさん笑む
5
もっと見る
澄舟
歌詠むは時にとどめを刺すに似て研ぎに研ぎての言の葉放つ
31
もっと見る
吉野 鮎
免罪符得る術ならん吾を抱くは雪しまく闇を歸りゆく人よ
6
もっと見る
[1]
<<
318
|
319
|
320
|
321
|
322
|
323
|
324
|
325
|
326
|
327
|
328
>>
[369]