藤久崇のお気に入りの歌一覧
河のほとり
ひさかたの月の光のいにしへに現ともなき桜ほのめく
11
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河のほとり
春されば悲しきことを引き換へて野もせに咲ける花を数へむ
13
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夏深
上弦の月突き刺してスカイツリー胸も刺しけり悔やむ夜には
9
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滝川昌之
尾道の猫の目線で駆け抜けた坂と時空と少女の恋と
23
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河のほとり
咲きにほふ花やいづこの里までとかへりて遠くさそふ霞か
13
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灰色猫
蕾から散りゆくまでの儚げな桜の命のその凄まじさ
14
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えんとつcafé
乗客を降ろした後は潮騒を乗せて街へと帰る終バス
12
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灰色猫
桜咲くやさしい春はありふれた恋人たちを特別にする
14
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灰色猫
あたたかく舞いゆく桜やさしくて頭なでなでされてるみたい
9
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十薬
如月のつごもりの月籠れども春雪白く梅香る夜
14
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十薬
禍に静かに咲きし仇桜川面に散らす卯月の下風
5
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夏深
幾百年守りし祠の楠木の年輪露わに今日は切られし
10
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鶯子
山盛りの唐揚げ揚げる入学の子のリクエストとて祝いの夕餉
10
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恣翁
玉垣の 赤き幟を揺らがする風 日蔭すら 凍て緩ましむ
14
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恣翁
和紙を漉きし指の毛細血管を 繊維偲はゆ 陽に透かすれば
17
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えんとつcafé
風船を澄んだ朝へと解き放ち空の高さを確かめている
10
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夕夏
てんごくにいちばんちかいしまにほんとならないよういのりたいです
10
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夏深
あの角を曲がれば白き花水木の続く街並み陽炎の立つ
6
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舞
いつ頃か酒呑む背中父に似て酔いに呟く愚痴も似てると
10
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うすべに
春の宵 霞むもちづき枝間より こぼれて落ちるうすべにの滝
10
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