藍子のお気に入りの歌一覧
葱りんと
真綿より白くて冷たい雪が降る 除雪の覚悟と少しの楽しみ
13
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葱りんと
雨音はロックの調べ冬向かう雹も混ざった打ち込み厳し
11
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葱りんと
残された子供たちの泣き顔を見て涙する 葬儀は生者の
11
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葱りんと
肉球が凍っちゃうよと外出を禁ずる言い訳猫に転嫁す
11
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灰色猫
ひととせの募る想いや花ひらく白き吐息の月下美人よ
24
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灰色猫
闇に咲く月下美人や中秋の月昇るまで仄かに光れ
20
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灰色猫
物思い耽りし夜のこおろぎや誰ぞに鳴くや秋惜しみつつ
27
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恣翁
四つ割りの白菜 冬の陽に晒し 母は節季を迎へたりけり
16
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KEN
立ち行きて 今は黄金に 實を染めし 早乙女蔓 雪に凍えつ
15
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恣翁
白き葉を落として 柳痩せつめり 尖れる風の 冬告げ吹けば
16
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KEN
雪匂ふ 風見上げれば 辛夷の芽 闇を貫く 矢じりにも似て
15
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KEN
拳より 小さく丸む 雀らが 日溜まり探す 枯れ葉吹く路
15
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KEN
冬枯れに 哀しむ青の 弓弦葉は 根雪待つかも 春を待つかも
14
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KEN
山茶花も 銀杏も楓も 悟るほど 研ゐた刃の如 柔き冬の陽
9
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灰色猫
君偲ぶもみじの紅や秋風や今年も我を染めあげる君
29
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灰色猫
人生は一度っきりですご了承くださいなんてお断りです
21
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幸子
美伝える間の取り方を追いきわめ奏者の呼吸は語り尽くせり
10
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幸子
「落しものですよ」と小さき靴下を赤子の母にそっと差し出す
10
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滝川昌之
金持ちは喧嘩しないと云うけれど元親方は突っ張るんです
15
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滝川昌之
炬燵より猫は漁港で丸くなる尾頭付きにありつけるのさ
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