ラベンダーのお気に入りの歌一覧
横井 信
ゆっくりと 少しずつでも 進んでく 変わらぬようで 戻らぬ時間
19
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灰色猫
春眠の夢とうつつに香りたつ白き梅花を手折るまどろみ
21
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灰色猫
銀杯に君を想いて酌む酒に花のひとつをそっと浮かべる
27
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半格斎
皿盛りの琥珀色した大根の 湯気立ちのぼる冬寂びの夜
22
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林林
文字数の少なき絵本の読み聞かせ間の取り方に人柄滲む
21
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藍子
時は冬サクサク踏んだ霜柱子供のように時を忘れて
17
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林林
うたのわに帰り来る友出迎えるやっぱりみんないてくれなくちゃ
24
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へし切
淋しいねこころも老いしこの身にはジングルベルが届かぬ十二月
24
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滝川昌之
夜更けには雪へと変わるイブだから待っているのはあの日のあなた
26
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ふじこ
大正に生まれし祖母は思い出をたくさん抱え祖父いる天へ
21
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へし切
淋しげに山茶花一つ散り残るあたる日の色なほ赤々と
25
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夢士
おもちゃ箱ひっくり返す孫の手に母の作りし金糸の手毬
22
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石川順一
近すぎるトイレと風呂はいろいろと心理のくぼみを多く作れり
14
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石川順一
晏子読む昨日は朝で寝て仕舞い翌日の今日再び読めり
8
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詠み人知らず
不完全 そんなぼくの手 掬い取り まぶしいお日様 キミのことだよ
6
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詠み人知らず
もし 君と 僕とをつなぐ この絲が 切れたとしても 何度も結よ
11
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千映
また一人親より先に亡くなりて親不孝です悲しい師走
11
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詠み人知らず
部屋入れば人の声なく張れる糸 空気をよみて静かに座りつ
17
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詠み人知らず
憂きことを思ひつらねて浮かぬ夜は賜りし文読み返したり
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只野ハル
火にかけた鍋の上に手をかざし靴下二枚の足が冷たい
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