ラベンダーのお気に入りの歌一覧
河のほとり
枝の間にしろき月夜の冴ゆるかな散りし紅葉のなごりともなく
14
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河のほとり
行く秋のなごりと染まるくれなゐに送るあらしの心をぞ知る
14
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このは
すれ違いまたすれ違いすれちがうわれらの想いはいずこへ行かん
6
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千野鶴子
何になる筈だったのか裁った布問いたい相手この世にはなく
6
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千野鶴子
切り込みを薄く入れたよな三日月に爪を引っかけ夜空をめくる
9
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滝川昌之
脱衣場でガタガタ震え探し出す登別カルルスという顆粒
18
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へし切
白菊と見まがうばかりに霜の花 枯れてなほ咲く庭の冬草
21
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inosann
ゆっくりと只ゆっくりと過ぎていく九十路越える義母の空間
22
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野々花
路地裏ですれ違う猫に声掛ける少し間が空き「にゃー」と応える
15
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祈り花
着ぬままに季節を送る洋服の行く末思ふ老い行く日々に
13
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ななかまど
八百万の神が集いし霜月の出雲の国は蕎麦がもてなす
14
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澄舟
悪役は舞台を降りてぷちぷちとバラの棘折る短い爪で
15
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蔓葵
ひだまりに咲くや小春の冬ざくら忘れて風もそよと吹くらむ
9
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夕夏
うどんやでそばのめにゅーでたのむひとそばやでうどんたのむひとあり
3
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コタロー
草花はコンクリートの裂け目から物も云はずに只々咲きぬ
9
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コタロー
鷺一羽いつもの池の同じ場所全てを悟りじつと佇む
5
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コタロー
朝ぼらけ神社で會ひぬ野良猫も我の次にて何かお參り
12
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コタロー
公園にバスケットゴール一つあり朝日昇りて光のシュート
7
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コタロー
闇の中道なき道を突き進む光射し込む樂園目指し
4
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車男
五十より始めし株に儲けしを六十路は旅に使い果たさん
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