萱斎院のお気に入りの歌一覧
蔓葵
はるかなる雲井に光るひまはりのはなれぬものは心なりけり
20
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蔓葵
わが恋はとよ葦原の分け小舟障りありともこがれてぞゆく
15
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蔓葵
君をのみ思ひあかしのうら舟はなほや淡路をさしてゆくらむ
14
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蔓葵
小夜衣かへすがへすもおぼつかなうつつとおなじ夢の通ひ路
12
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蔓葵
沫雪をかたしく袖にうつれるはただ我がための若菜なりけり
11
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蔓葵
新玉の年たちかへる今日よりはゆきげの空をかすみとも見む
14
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蔓葵
炭竈にくぶるなげきの絶えぬ夜は煙をわけて来るひともなし
14
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蔓葵
真木の屋の紅葉も風にはらはれて雪になりゆく時雨をぞ聞く
10
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蔓葵
雪の夜のおぼろ月夜は寒けれどしくもののなき床のひとり寝
9
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蔓葵
小春日に春や来ぬらむとおもふ間に冬をわすれぬ北風ぞ吹く
14
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蔓葵
思ひ寝の花のまがきに露おきてあやなくしほる夢のきぬぎぬ
16
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蔓葵
秋さればいとどおもひも深草に夜な夜なぞおく月のしらつゆ
13
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蔓葵
思ひきや秋の嵯峨野の野を分けて名古曽の滝も今な来そとは
21
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蔓葵
あさゆふに凪なる海のあるものを老ひの荒波たたぬ間ぞなき
19
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蔓葵
ながつきの夜半の寝覚めのさむしろに露おきそふる鈴虫の声
18
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蔓葵
自からすむこともなし水鳥のなげきぞ浮かぶあはれいつまで
17
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蔓葵
足引のやまひにもあらぬ身なれども夢路も峯の心地こそすれ
13
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蔓葵
夕ぐれにそまぬ夕つづ夕さらず知らぬ外山に入るぞかなしき
11
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蔓葵
この夏をよそに過ぐして来るかりの宿はと迷ふ夕暮れのそら
19
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蔓葵
夏草を分けて過ぎゆく夕風にほのかになびくひめゆりの花
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