詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
只野ハル
観覧車 ひとまわりして 降りるとき 違う世界に 着いたらいいね
192
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林林
三枚の布団に四人雑魚寝する狭いけれども楽しい我が家
115
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野々花
モナリザに習ったような微笑みの母の遺影に届く冬の陽
106
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朧月
雨水には朧な月のほどけゆき光の雫ほろりほろりと
27
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コーヤ
しとやかな香りただよう雨の中ひそかに咲きぬくちなしの花
117
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松本直哉
御巣鷹の露ときえにしきみしのびあかねぐもみるあきのゆふぐれ
37
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夢士
水中花孫に見せむと金魚鉢子猫寄り来てのぞき込みおり
33
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雪柊
我が膝で読み聞かせたる物語幾年先の君の糧たれ
53
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灰色猫
なにひとつ成すこともなく誰ひとり愛せぬままの星も光れよ
305
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沙久
同じだけの熱量相手に求めても等しくはならぬ期待の法則
80
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たけくらべ
泥つきの大根届き古里のあかぎれの手の母有り難し
23
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舞
はるかから天使の羽が降るように音無く積もる君への思い
155
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舞
咲いてると人に知らせる紫陽花のひと群れの下小さき黄の花
13
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朧月
遠嶺のみどり艷めく春の午後薫風うまれ色解き放つ
17
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朧月
春の雨梅田の街の献花台悲しき想ひなほのこりをり
14
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朧月
悲しみをすべて飮み込み詩を詠んだ金子みすずの優しき世界
16
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野々花
初夏の雨の匂いは優しくて戸惑う私を静かに包む
15
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舞
今日もまたただ下らない日だったといち日終えて舐める傷あと
13
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夢士
梅雨入りの空に向かひて手を広げ色取どりに咲くや紫陽花
19
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雪柊
幼子は歩み来た道 誰も皆騒がしいとは 言える筈無し
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