詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
林林
この夏もかなしきことの数多あり胸の小箱に収まらぬほど
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林林
雪柳泣いてるやうな笑むやうな白き涙をはらはらと、春
30
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愚と楽
今月の営業成績思い出し そっと隠した傘のイニシャル
10
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愚と楽
タメライに動かぬ指にたまりかね 不安を映すスリープ画面
10
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愚と楽
前を行くテールランプが無機質に ハハハハハハとカタカナで笑う
10
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夢士
葉桜となりて愛でらる老木よまた来る春を忘すること無し
18
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桜田 武
災害に知る平穏な日々の幸被災者思えば身に逆境なし
6
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桜田 武
先の苦労予見する娘の共稼ぎ孫の写真見るつど幸祈る
8
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桜田 武
遠くの娘より酒届くその名は「常きげん」上機嫌とメール打つ
10
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bgvillea
ふくふくと含みし春の吹き寄せのいへの竃に寝入る心地す
11
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ななかまど
色湧きて八十八夜の雑木山木々の笑いて山の笑いて
5
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ななかまど
春の風新葉の谷ながれ来てみつばつつじのむらさきの装
8
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び わ
弟が吾が健康を心配し「兄貴元気」と励まし電話
8
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へし切
年ごとにわらべの数の減る国の何か祝いのうれしからまし
22
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春咲
吾子を抱き初めて迎へる端午節 鯉も兜もいとど誇らし
15
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千映
変化する庭のそちこち春うらら生きている花わたしも今日も
7
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舞
遠い日の少年の見た空は無く夕日に歩むモノクロの街
13
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吉野 鮎
紺碧を朱赫にそめつ上る陽の光はじける櫻若葉に
11
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KEN
風薫り 鳥謳ふ奧 啜り泣く 林檎の花の 降り積む苫屋
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灰色猫
あさつゆの萌ゆる若葉のあさみどり夏の予感に匂ひ立つやな
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