祈り花のお気に入りの歌一覧
リクシアナ
幼けなき冬の夕焼けほろ苦く口に崩れる金柑の色
24
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リクシアナ
白煙は風に砕けて冬となり師走に独り君逝きたもう
22
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恣翁
地中より 何吸ひけむか 薔薇の紅 知らず 執拗き風の胚芽を
19
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藤久崇
朝晴れの 明かきみ空の 赤心 みたまの森の 君が御山に
16
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たけくらべ
ちはやぶる神の御業か起きがけのしじまを破る沖つ巨浪
31
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たけくらべ
真心をうつす鏡を持たりせば君に見せなむ我が身ならまし
31
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たけくらべ
在りし日の母の植えたる桜木は命日待たず花ぞ咲くらむ
48
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滝川昌之
筆塚に歌を願えば陽のあたる梅の小枝に春が膨らむ
21
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へし切
いくたびに通ふ夢路も現世に去にし君には逢ふよしもなみ
21
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藤久崇
み吉野の 峰のみやまに 敷き詰むる 千代に移らぬ 白玉の影
16
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ふじこ
風薫る季節に泣きし我が吾子も北風ともに笑い駆け行く
13
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ふじこ
大正に生まれし祖母は思い出をたくさん抱え祖父いる天へ
21
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滝川昌之
「ガンバレ!」と言う度きしむ親心 黙して寄り添うことができずに
24
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へし切
僕は今 終わりなき夜をただ独り 星の明かりを道連れにして
22
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滝川昌之
実家から離れた僕に届くのは老犬となるきみの遠吠え
14
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滝川昌之
今だって河原を行けばあの頃のきみの背中が僕を導く
18
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へし切
思ひ寝に寝し夜にあれば君が夢 通ふ道辺にはや春の花
23
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恣翁
砂埃 黄色く巻き上げ 空風は 冷たき街を染め 濁しけり
23
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滝川昌之
初仕事まだまだ緩い松の内 終わりなき夜を欠伸に変えて
23
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へし切
木漏れ日の温もりひとつ肩に落ちかすかに聞こゆ春の足音
24
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