詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
戸締りを指さし確認する俺に制帽の父が仏壇で笑む
24
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へし切
マスコミのマスコミによるマスコミのための 流行語 笑えぬ社会
21
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角谷守
「美しい日本」に生まれ 川端を歩いていまも「私」を探す
17
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和竹
ゆらゆらと水面の紋様映す壁疎らなスクリーン木陰のかたち
5
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滝川昌之
干されてる蒲団が温く見えるのは家族と冬日の大事なところ
25
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へし切
白雲の絶えにし妹の面影に浮浮としまたゆく夢の通ひ路
25
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千野鶴子
「こっち見て」私の顔に両手添え捧げ持つよな手つきの貴方
10
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沙久
長いとも言えるし短いとも言えるあまたのお歌に幸あるように
34
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詠み人知らず
「一万歩歩く」を日々の目標とする僕の台風の日の九歩
7
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滝川昌之
神様に「お帰りなさい」と境内の陽だまり猫も安堵している
36
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Chico
十月の雨を瞳に溜め込んで 犬 横たはる國道2號
26
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へし切
探しても求めても在るものじゃない君のこころに持つものなんだ
25
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元親兄貴
うたとうた 棘刺さることなく語らいて また一首詠む 秋の夜長に
14
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元親兄貴
サヨナラを言ったはずだが ぬくもりはサヨナラ出来ずに 胸の奥底
19
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へし切
世の中にここぞ名に負ふ「へし切」も惚れたる女の影は切れまじ
28
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明星
曇りの日氣持ちも沈むそんな日はおしやべりに行く友の家あり
6
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西村 由佳里
ひさびさの図書館なんだかうれしくて人差し指でなでる背表紙
13
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へし切
折々の歌に込めたる言の葉に素直になれる君が愛おし
21
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関山里桜
マツキヨの黒い袋と吉野家の袋ぶつかる買い物帰り
6
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灰色猫
かっかつと顔も呼吸も焼けており捌いた腹の傷の分だけ
22
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