詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
まだ早い梅のつぼみのふくらみを確かめに行く立春の朝
13
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千映
亡くなった父の名タグに黒々と気にせず纏う夫の下着
11
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夢士
立春の声聞く今日の日差しかな街往く人のダウン重たげ
17
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へし切
春かすみ立てるやいづこ山里の木の芽ははるの花もにほはぬ
21
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滝川昌之
稜線がかすめば緩む冷え込みに山々肩の力抜きおり
16
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灰色猫
美しい水の化身に告げられるあなたの前世は蛇であったと
23
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詠み人知らず
風ゆるみ春立つ今日の香もうらら庭の椿もほんのり笑顔
13
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芳立
色うせて凍つる瀬々にも東風ふけばたのめぬひとの香をぞおぼゆる
7
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KEN
風花も 雨に變はれば 架かる虹 安逹ヶ原の きさらぎの朝
19
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舞
公園に子供ら造る雪ダルマ日暮れて独り月を眺める
13
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へし切
成すべきは驕れる者の鬼やらい民の思ひの届かぬままに
19
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横井 信
雨粒がぽとりと当たり引き返す風よやさしく背中を押して
16
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夢士
川魚の命はかなし冬びより銀鱗光る嘴の先
17
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露草
悩みぬき苦しみぬいて辿り着く仏法僧の最後の砦
17
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露草
チヨちゃんと名づけ迎えし雌鶏のちょこちょこ歩く庭ぞ楽しき
16
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滝川昌之
豆に付く鬼のお面の不要さよかぶりし季節(とき)の重き偲びて
19
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詠み人知らず
冬の雨まだ降りやまず夕暮れて三味の稽古のはかた帯寂し
10
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コタロー
八朔の生垣越えて熟れてをり黄色の甘さいつぱい詰めて
9
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コタロー
珍しく元氣に吠える小屋の犬吾と雌犬に尻尾を振りぬ
5
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芳立
いかにして憂き世の闇を払ふべき鬼はおのれの外にあらぬを
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