夕夏のお気に入りの歌一覧
西村 由佳里
公園の白詰草の野の中の小道の中の赤い自転車
5
もっと見る
ななかまど
水害に歌の体温抜けていく日々の日常ながされており
10
もっと見る
灰色猫
肩車されて見上げた夏の夜の魔法のような打ち上げ花火
16
もっと見る
普徳亭大崇
今年だけ 渡らずにおく 天の川 三密避ける 織姫彦星
5
もっと見る
横井 信
背丈より大きく伸びた雑草をかき分け迷う小さな一歩
12
もっと見る
うすべに
不器用なきみのこよりが太すぎて 短冊揺れぬ七夕かざり
8
もっと見る
やまざくら
終の地と 定め帰りし 故郷の 山河麗し 憂き瀬の日々も
10
もっと見る
ななかまど
どれ程の効果のありやレジ袋二パーセントのプラゴミの位置
10
もっと見る
うすべに
ねむの花 梅雨の晴れ間に紅あわく 白さまぶしい夏の浮雲
9
もっと見る
是瓜
知らぬ間に近づいてきてべたべたといつまでたっても立ち去らぬ夏
5
もっと見る
江儀
みなかみの石をめぐりて風のすゑ葦間ながるる初蛍かな
4
もっと見る
あゆか
亡き人は蛍になって会いに来るほら玄関で君を待ってる
5
もっと見る
弥栄成就
人をば変えんと欲さば変わらずも己が変われば人は変われり
22
もっと見る
滝川昌之
三脚のカメラ覗いて父が笑む家族が並んでいるだけなのに
16
もっと見る
灰色猫
傷だらけ思い出だらけ君だらけ癒やされなくてただ逢いたくて
13
もっと見る
灰色猫
爽快な音を鳴らしてサイダーの栓を抜いたら飛び出すぞ、夏
25
もっと見る
うすべに
変わらずに蛍飛びかう貴船川 川床さみしく座布団の山
7
もっと見る
横井 信
疲れても眠れぬ夜に窓を開けそっと招いた皐月の夜風
14
もっと見る
うすべに
雨もよに香りを流す花うつぎ 雲間の月にほととぎす呼ぶ
9
もっと見る
横井 信
やさしさは広い世界に揺れている自分の足で確かめに行く
5
もっと見る
[1]
<<
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
>>
[36]