夕夏のお気に入りの歌一覧
横井 信
一歩だけ前に進もうゆるやかに流れる風の誘いにのって
16
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横井 信
踏み出した先に咲いてる花の名も誰にも聞けず通り過ぎてく
22
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秋日好
水たまりパキリと割れる薄氷と空気しかない厳冬が来た
17
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詠み人知らず
サラリーマン言い得て妙なり川柳に時流に乗れぬ自虐の言葉
17
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千映
「あんた誰」赤子に一歩近づいた母の記憶に吾はもういない
19
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のらねこ。
人生のこととか少し考える二度と行けない駅のこととか
4
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へし切
頼れるは近くの他人と言ふけれど付き合い難き隣国のひと
21
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コタロー
平成も終はりかけたる路地裏で昭和の香り探してをりぬ
13
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栞
何もない休日にきみと寄り添ってただ在ることの幸せを知る
11
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つゆふみ
汚れてもこの森がまだ好きなんだキノコ狩りした夏は遠けど
12
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芳立
面かげはさやかにおぼゆ色よりも風に聞きつつ梅ふふむころ
9
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へし切
着飾ればおとなの形になれるともあらまほしきは大人のこころ
20
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千映
歳ごとに自由の範囲広くなるちょっと嬉しいちょっと寂しい
16
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灰色猫
ぜんざいに丸餅ふたつじっちゃんと杵つきしたこと味わいながら
25
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滝川昌之
降り出しは雨 紛れて消えた初雪の記憶とどめて伏せる庭草
22
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へし切
陣取りの策をめぐらし 石を置く 勝ってうれしい 花いちもんめ
18
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ななかまど
木枯らしは力まかせに星を研ぐ大三角形の冬の火は燃ゆ
12
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詠み人知らず
かたるより きくことこそが ほんとうは あいのかたちと いまならおもう
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詠み人知らず
下弦の月撃ち落とす気か青空を向かう飛行機ただ一直線
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クロネコ
北里を 荒び閉ざすは冬の華 雪も想いも 積り深まる
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