Chicoのお気に入りの歌一覧
舞
のたりいく雲を眺めて露天風呂胸へと満たす湯気と朝の気
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なりあきら
白波が 何処へ行くのか 知らねども うらやましくも 思う朝かな
4
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へし切
ぬるま湯に浸かる一日の心地よし 夜の静寂に秋の虫の音
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風小僧
飛魚の飛び交う海が洋々と夏の午睡の胸に広がる
8
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千映2
伸び伸びと生きれば文字も伸び伸びと書ける気がして今日もペン持つ
6
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横井 信
つゆ草の小さな花は涼しげに晩夏の風にやさしく揺れる
14
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ハーコット
寄りそうも溶くるジュピター見おくりて目覚むる街を見やる月影
4
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舞
糧のため死んでるような一日を終えて夕焼けひとつ老いゆく
8
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灰色猫
南から風が吹くから楽園は必ずあると海を眺める
10
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茂作
夏盛り聲を盡くして鳴く蝉の 命は知らず明日の來るやも
14
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び わ
難聴の吾にも響く蝉の声夏を追う身の叫び悲しき
3
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つばす
戻り梅雨今頃雨が降るなんて 枯れた紫陽花もう戻れない
3
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つばす
次々とかずらが咲く京町に 久しく聞かぬ囃子が聞ゆ
4
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滝川昌之
まだ夏を生きようとしては仰向けに転がる蝉を起こしてもみる
18
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滝川昌之
覚えたと思った頃に次へ越す子のマンションの名は難しい
12
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滝川昌之
泣きごとも言わずに蝉の母は逝く会えぬ我が子を大地に託し
13
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滝川昌之
人生の答え合わせをするように子のアルバムを妻がめくれば
18
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うすべに
二の腕に夏の手ざわり青い風 あじさい色の麻のブラウス
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うすべに
一枚の日本画を見る むらさきに紙風船のつぼみふくらむ
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うすべに
風が振る葦の合唱したがえて おおよしきりの夏の独唱
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