Chicoのお気に入りの歌一覧
灰色猫
冷やっこい噴水を浴び水死体ごっこをしてはぷかぷか浮かぶ
5
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恣翁
青嵐に枝をそよがせて 菩提樹の小さき花ぞ 絶え間なく降る
18
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830
シェルブールきょうはおうちで泣きましょう庭に花びら付いた雨傘
2
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佐藤水村
缶コーヒーひとくち飲みて一休みまたひとくちと老いにけるかも
4
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千映2
七十年何とかなるさそれだけで暮らせた幸せ軽くて重たい
4
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夕夏
はなびらがあめにうたれてちじょうにおちるていかかずらのかおるみち
3
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灰色猫
久々に歌壇に投稿してみれば佳作頂き父へ報告
13
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うすべに
滝川のしぶきに濡れて ささやかな山あじさいの虹わたる蝶
6
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横井 信
六月の朝陽は跳ねて街へ行く列車の窓にみどりが冴える
12
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へし切
初夏の花は愛しも 卯の花の 霖雨に身をも腐しけるかな
19
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茂作
朝露の髭に殘れる蜀黍を 祖母は捥ぎきて食へと勸める
15
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舞
衣更え セーラー服のま白なる 目には美し夏の始まり
8
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蓮見ゆう
言葉という箱の中に流し込む かたちを成して何かを失う
4
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時計台
一日に二つの用件重なりて ぐつたりと疲れ 出づる歳かな
11
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詠み人知らず
苺月 楕円輝く 美しさ 力をもらい 静かに祈る
7
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KEN
五月雨の 気配まがひぬ 香触森 岩間の松葉 南風爪弾ゐて
11
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只野ハル
棄てたもの思い出す夜後悔はないが懐かしむあの手触り
3
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只野ハル
プランターの初めての茄子ひとつ焼く缶ビールまだ半分残る
6
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滝川昌之
大谷が投げた打ったの比じゃないと赤子背負った弁当屋店主
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恣翁
ぼやけぬる家並みを駆くる女の脛に 上がれる跳ねぞ 滲み見えける
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