志慧のお気に入りの歌一覧
キタハラ
手がキュウリくさくてずっと嗅いでいる 夏をはじめる儀式のように
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佐々一竹
向日葵のかけらを抱いた青年はあの夏の日の表情のまま
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うにうに
体中の水を麦茶と入れ替える過酷な夏がやってきました
28
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詠み人知らず
サイレンが遠く消えゆく街の果てあいたいひとがいるということ
23
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ひの
最小の単位で夏がここにある歯をプチトマトに立てる瞬間
54
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ムラサキセロリ
身体中蟻が這ってる夢を見た 私は断然甘いんですね
24
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東娘
友人としての会話が尽きたのち線香花火の火玉が落ちる
80
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文月郁葉
エリンギを切り裂くように過去を断つ 前を向くにはまだ暗い朝
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竹本未來
新鮮な想い出としてつるつるの水羊羹に閉じ込める夏
23
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竹本未來
真夜中のお散歩に出るソーダ味の宇宙のカケラ口に含んで
14
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詠み人知らず
たなばたのやくめをおえたささにまくあさがおのつるにゆびさきをやる
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銀ねず
アスファルトの「止まれ」を照らし満月が今日はやたらと説教くさい
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じゆん
駅前の公衆便所に書かれてた「さみしい」よりも もっとさみしい
21
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じゆん
とりあえず、でんしんばしらのてっぺんで、いちばんはやく、あさをみつける。
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山本克夫
真っ白なご飯の上の梅干いま目立ってるいまひかってる 今
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瀬波麻人
去年そこに確かにあったコンビニを探してつばめ飛び惑いおる
7
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田中ましろ
このままじゃ野良猫だった日々のこと忘れてしまう。ひざ、いいにおい。
45
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ムラサキセロリ
ためいきをつくのが上手くなったねと十四歳の僕が絶叫
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ムラサキセロリ
ねぇ先生やっと描けたねわたしとの二人関数理科準備室
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瀬波麻人
ゆっくりと好きになってた菜の花を見ながらふたりパンを食べてる
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