千映のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
居酒屋のすみに一人で座りたる語らぬ彼はオランウータン
10
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詠み人知らず
未明から夜半に及ぶ労働で 足が膨れて 靴が脱げない
14
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へし切
夏の野にひと知れず咲くひめゆりの忍ぶる恋は愛しかりけり
27
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夢士
からすうり朝陽昇りてつる草の葉に絡みをり糸くずのごと
18
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林林
大切な人を隣で支えてるあなたを支える私でありたい
18
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本能寺
川の土手 花火が終わった帰り道 あなたの匂い 火薬の残り香
14
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三十四
祖母の顔眺めるだけの幸せを初めて知りぬ真夏の病室
18
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水無月
みずみずし白桃の香に耐え兼ねてかぶりと口に夏を頬張る
7
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詠み人知らず
飛べるってふと思ったよ大空へ Gは大地へ さよなら母さん
12
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舞
涼風の京都四条の鴨川の瀬音鳴りくる床の下より
23
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詠み人知らず
親指を深づめをして痛くなり筆の運びも流浪人なり
6
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ながさき
一切を 悠然として 見極める 心の内の 真実見つめ
21
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都詩
抱き合いて波間に揺れるカップルを「真似たいよう」と夫の手を引く
24
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コーヤ
お粥炊き米麹混ぜ発酵で自然のめぐみ甘酒できる
17
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桐生賄
子供たち ウキウキ楽し 夏休み母はメニューに悩む毎日
13
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Chico
漸うに人もなげなる蝿転ぶ 少しさみしい四日目の朝
14
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恣翁
孫悟空 石すら産みし華果山よ いはむや 湫の濡つ陰をや
15
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詠み人知らず
夕焼けの音楽室で待っていた 来ない女と 不吉な日暮れ
11
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へし切
夕立のひと雨恋し猛き夏 身は絶え絶えの蟬しぐれなか
31
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富鴨
初恋のひとの記憶が薄れゆく ぼんやりとした悔いだけがある
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