千映のお気に入りの歌一覧
灰色猫
足跡を消し去りながら灰色の猫は怯えつ月夜を歩む
18
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詠み人知らず
夏枯れて向き合う心言葉なく過ぎゆく時節に抗いもせず
15
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恣翁
床の間の 白き芒の花影にや 秋の悲しび 忍びたるらむ
14
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夢士
スーツ着て電動団扇かざしをり吾の手の扇子は右に左に
12
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へし切
ぼんぼりの灯り恋しや風の盆 見たさ逢いたさ想いがつのる
15
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夢士
子ら去りて窓辺に一人夕月夜虫の音リィリィリィと子らに変わりて
11
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滝川昌之
黒蝶は昼なお暗き森の精 翳り纏いて陰わたりゆく
20
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夢士
見渡せばむかし新聞いまスマホ エスエヌエスの老若男女
13
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滝川昌之
備蓄品 点検すれば食卓は期限の近いレトルトとなる
16
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滝川昌之
保育士の資格更新一週間 妻、颯爽と再女学生
16
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夢士
開け放つ窓より入りぬ虫のこゑ行く夏惜しみビールで乾杯
11
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詠み人知らず
たおやかに八十姥の盆踊り軽き仕草に年季の風格
13
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横井 信
稲を刈る草の香りにつつまれて夜はやさしく街灯に降る
13
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恣翁
永年の孤衾に 春の来たるらし 日を追ひて濃く 君と睦めば
13
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へし切
いにしへの万葉かなに「恋は孤悲」ひとり老いては身に沁みけるかな
21
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滝川昌之
さばいてはさばいては焼く鰻屋の炭に落ちるは脂か汗か
21
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灰色猫
彦星や織姫さまや地球から祈っています一夜の恋を
18
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へし切
独り身は頼るもやらず頭痛かな眠れぬ夜を過ごす悲しみ
17
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滝川昌之
おふくろが死んだ夏には梅雨が無く泣くなと空で諭す気がした
21
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滝川昌之
短冊に願いを込めたキラキラの子らの瞳を天(そら)は映せよ
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