コーヤのお気に入りの歌一覧
KEN
狂乱の酷暑を超えて午前二時虫の音混じる月光の中
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灰色猫
天国の君へと宛てた下手くそな文字の手紙は崩れるほどに
28
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吉野 鮎
雷鳴や雨やむ夕べ涼風に堂珍風鈴清し音をゆる
10
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吉野 鮎
落雷の破裂線状山頂に篠突く雨は音飮み込みて
13
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び わ
自分にはなにができるか問うてみたなにもうかばぬさてどうしよう
5
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中野美雄
病院の半纏木の葉はさやぎ「じゅうぶん生きた」と母は言ひ給ふ
7
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小林道憲
去年の夏 こずえに啼きし郭公の 今年は啼かず 移りしならむ
7
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詠み人知らず
愚か者 やっちまうのは常なれど 他人巻き込む罪ぞ哀しき
17
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詠み人知らず
慟哭を胸で潰して飲み込めば 眠れる負けん気呼び覚ましたり
21
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詠み人知らず
同類と傷舐め合うは情けなく 認識すれども接触はせず
14
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詠み人知らず
仲間だと胸襟開きて語りなば 差別されしに心閉じけり
18
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あゆか
ツバメの巣かつて我が家にあったとは祖母が見知らぬ方へ続ける
10
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石川順一
叫び声思わず上げる夕暮れに歯医者の通知が父に届けり
19
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海原 真生
止めること出来ず隠せずぼろぼろぼろ どれだけ恋を押し殺したか
3
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千映
京のまちイノダコーヒー少しだけ敷居の高さについぞ入れず
13
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葱りんと
公園の 宴の残骸 馬鹿じゃない ヤンチャしちゃった? 恰好悪いだけ
8
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葱りんと
熱帯も 闇が落ちれば 涼風が 耐えるに易い 北の夏 すぐ
11
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えこ
冷凍のカレーライスをあたためてひとりの夜を共に晩餐
6
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ゐわむら
あっ と いうまに ほら よる ぼくのこころが いましにました
6
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リクシアナ
真夏日の町に樋熊は迷い出で跡を消しゆく温くき夕立
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