新座の迷い人のお気に入りの歌一覧
夢士
春颯花は散る散る人も散る畔の桜は朽ち果て倒る
15
もっと見る
灰色猫
夜の海へふたり夢見て漕ぎ出せど愛の国など見た者はない
21
もっと見る
横井 信
足早に通り過ぎてく路地裏に花びら積もる小さな社
19
もっと見る
滝川昌之
嬰児(みどりご)と木々の新芽に喩えれば芽に降る雨は産湯のごとし
27
もっと見る
夢士
鈍色の空を仰ぎて雪桜枝も重たげ咲く花抱く
20
もっと見る
滝川昌之
花散らす雨に紛れて先行し餌場ねぐらを視るツバクラメ
21
もっと見る
横井 信
また一つ雨にうたれて散る桜 眺めて今日も列車に揺れる
21
もっと見る
灰色猫
この手では届かなかった風でした踊り舞い散る桜色の恋
22
もっと見る
横井 信
芽吹き出す若葉をそっと撫でてゆくひかりも風も華やぐ香り
27
もっと見る
へし切
風ふけば今をさかりと散りいそぐ花は花なり人は人なり
22
もっと見る
灰色猫
新たなる息吹く命に寿ぎを幸多かれと愛おしき名を
22
もっと見る
滝川昌之
傘立ての受け皿に浮く花筏 新入生の傘に付き添い
25
もっと見る
夢士
池の面に古木の花の散り敷きて番の鴨のゆるりと進む
20
もっと見る
へし切
生まれたと 春のうたた寝呼び覚ます 嬉しき知らせに 吾 歓喜せり
22
もっと見る
滝川昌之
お忍びで花愛でられる両陛下 重荷を降ろす柔和なお顔
22
もっと見る
横井 信
立ち止まる交差点にも芽吹き出す春をよろこぶ鳥の恋歌
13
もっと見る
夢士
ぶり返す寒さ雨降り四月空夜桜やめて独り燗酒け
12
もっと見る
灰色猫
晴れゆかば白き桜の花透かし青く燃ゆるは夏の葉桜
26
もっと見る
へし切
この春もおなじ昔の花さくら君なきあとにいかで見るらむ
25
もっと見る
横井 信
妖しげな春の闇夜へ変わりゆく空へ羽ばたく黒い七色
10
もっと見る
[1]
<<
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
>>
[26]