大野 冨士子のお気に入りの歌一覧
夏恋
ジロジロと吾を観察する女向かいの座席は歌詠みかもね
8
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灰色猫
数万の歴史の果てに託された歌を託して死んでゆくんだ
22
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滝川昌之
黄緑の若芽の合掌 アジサイは春の向こうの雨を夢見る
27
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横井 信
高くなる 陽射しと語る 通勤路 鳥はさえずる 早く良くなれ
12
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石川順一
鱗だと思える雲が空を占め秋の大空を枝透かし見る
14
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千映
長い冬とお別れしよう今朝の庭少し海棠ピンクの芽になる
11
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石川順一
風強き雨後の庭には水溜まり池かと思へど直ぐに干上がり
14
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恣翁
泥靴の 点々と残る黒き跡に 雪解の春を ふと嗅ぎぬらし
17
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長
ただひとつ 未来を予言 することは おれの馬券は 当たらないこと
6
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幸子
足の甲血管浮かせばくばくと命の音をとどろかせけり
9
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灰色猫
巡りゆく幾星霜の生命に生かされながら進化を歩む
23
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片井俊二
我先に電車へ急ぐ群集にもまれて今朝も孤独な戦士
8
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滝川昌之
春障子 庭木に降りる鳥の影 さあ一啼きに息を殺して
20
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石川順一
佐太郎の「歩道」の中の「厨音」五月雨降るか梅雨の思ひ出
10
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洩矢転石
不幸とも幸せだとも言い切れぬことが苦悩の根源なのかも
6
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幸子
良き人に良きを強要さるることなき自由をぞ求めをるなり
6
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吉野 鮎
彌生の雨は温くして 山霞み霧たななづき奧山の鎭もり
11
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詠み人知らず
若木から 手折った枝の蕾から 春の匂いがあふれ 広がり
13
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藍子
入院し看病出来ぬ父のこと思い出す度ティッシュが山に
11
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灰色猫
産土の神の命が込められし器で頂く大地の恵み
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