大野 冨士子のお気に入りの歌一覧
コタロー
海行かば海の幸あり晝飯も刺し身定食これぞ美味なり
6
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千映
引力に逆らい髪に手を入れて狐顔してリフトアップす
7
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詠み人知らず
道真の魂うつりしか花弁の化石のごとき桜石かな
9
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詠み人知らず
舌の上に パインのアメの甘酸きと 共に溶かせし きみが優しさ
9
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恣翁
午近く 障子ゆ射し込む影薄く 鶯の音も湿りたるかも
13
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横井 信
帰るなり 捨てて良いかと 問われれば 僕の本棚 子供の部屋に
12
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横井 信
輝ける 若葉の先に 留まりし 雫は待てり 君の一声
12
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幸子
雨水に濡れし石たち各々の色を極めて宴繰り広ぐ
10
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幸子
雨粒を一つ受ければ衝撃を吸ってじんわり和らげる肌
8
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へし切
春分けて日ごと日中の日はのびて ふと気がつけば微睡みの中
18
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へし切
うすらかに春の彼岸にはだれ雪なごりに降りつむ妹が奥つ城
23
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近江の人
ユーミンの「卒業写真」口ずさむ昭和は今も輝いている
8
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詠み人知らず
髪立てて細いパンツにサングラス 履いていたのはロンドンブーツ
6
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石川順一
聞いた歌全て記せばエルの字に詩が真ん中に記してあるので
13
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灰色猫
きれいだと君が言ってた菜の花を今年も春を染めてください
22
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滝川昌之
レコードの針がとんでは繰り返す恋の傷みのようなフレーズ
19
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横井 信
先走る 春を留めて 降る雨は 傘で奏でる 冷たい音色
13
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横井 信
柔らかく 大地を叩き 春を告ぐ 雨は烟らす 働く街を
15
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詠み人知らず
確とある左官屋の腕 均一にセメント塗るも 猫のあしあと
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夢士
春彼岸窓に降る雪さわさわと蕾包みてキラリと光る
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