矢車菊のお気に入りの歌一覧
茂作
君と逢ふ後ろめたさと嬉しさを 一緒に食べる雨の日の午後
14
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飛和
春だって笑顔ばかりじゃないことを花曇りの日が教えてくれる
8
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ななかまど
みずうみの冬の厳しさやるせなさ閉じ込めるごとしぶき氷は
10
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夏深
君駆けしタンポポの里は黄に染まりはしゃぐ声まで野に運び来る
7
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舞
雪の間に福寿草咲くふるさとの冬越えめぐる春は優しく
8
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舞
野の花を愛でることなき北国に風はさきがけ春を思わせ
7
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舞
「きずあと」と、みそひと文字をたどりつつふと呟いてよむうた一首
5
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滝川昌之
残雪か霞か白き春の富士 見定めぬとも山は春なり
14
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猫谷しゅう
おろしたての靴はちょっぴり恥ずかしく花びら敷いた道をゆくよう
13
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猫谷しゅう
窓という窓が朝日を吸い込んで始発電車はひかりに満ちる
10
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恣翁
春立ちてわづかに二旬 水色の和げる閑 菜花と欣ぶ
14
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時計台
蛇口から水飮む猫の舌先に 春の光がやはらかに舞ふ
9
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へし切
戦争は奢れるひとりの一言に 咲かずに散りぬ幼きいのち
12
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滝川昌之
人として詫びることしか出来なくて遠い戦地で死にゆく子らに
14
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舞
さよならの余韻は今も秘めたまま夢にのみ問う名を思うとき
8
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千映2
子供でも理不尽なこと感じては親を困らす涙見せてる
5
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村上 喬
現在と夢との境を引きながら飛行機雲はのびゆく朝に
13
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己利善慮鬼
「さよなら」と「さようなら」とが擦れ違う私が孤独になるための歌
7
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詠み人知らず
奏づれば豊かに響む春の音は虚空に桜吹雪舞はしむ
14
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詠み人知らず
枯野てふ船も朽ちては藻塩やき残りし材の琴とほく響もす
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