己利善慮鬼のお気に入りの歌一覧
只野ハル
種のあるスイカ食べるの面倒で種のないのは不自然である
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コーヤ
熱帯夜なまあたたかき朝なれど涼しげに咲く青の露草
14
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矢車菊
青春は林を抜ける風のやうにきっと誰にもつかめないもの
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そぶ
ざあざあとあの日の雨にそっくりで波長の合わないラジオを回す
14
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忘れな草
寝ころんで ぼーっと耳を すまします 夜は静かで 夜は賑やか
9
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中森 つん
ふれあったところから汗ばんでいく最後はとけて水になるかも
9
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はばき
女王にも娼婦にさえもなれぬまま少女が神を焼き捨てる夜
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しー
そうかこの花緑青の異世界を 君は海だと言ってたんだね
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Aida
茜空 冷えた白砂 踏みしめて残る足跡 波寄せ消える
11
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そぶ
遥かから静か静かに重なってふわりふわりと積もる想い出
11
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むくり
いまもなほ 幼きこころを おどろかしひらひらと舞ふ 神さまとんぼ
9
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緋月
好きだよの一言さえも言えなくてあの子のどこを悪く言えるの
5
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佐倉さぐ
目覚めたらほっぺがハートの柄してて 君のスカートとお揃いだった
5
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千映
母の介護日増しに敬語増えてくる「すいませんね」がなぜか寂しい
96
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詠み人知らず
寝息だけ彼を伝える電話口 遠いようでも 近いようでも
4
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三蛙
「わたしまだ少女な恋しか知らないの」君はそのまま花嫁になる
9
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成瀬山水
はいはいの子を包みとる半纏にぼやけて映る母親のかげ
9
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河のほとり
わが宿は思ひも繁く住みなしてかよふ道なき夏草の底
16
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詠み人知らず
笑われる そんなの慣れた でも少し 照れてしまうよ 君の場合ね
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電子人魚
見上げれば水の向こうにきみの影届かない声泡がはじけた
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