己利善慮鬼のお気に入りの歌一覧
野々花
悲しみに慣れたふりして微笑めばいつしか季節は冬へと変わる
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あふひ*・○・*
お互いに案じ幸あれ願えども一つに成れぬゆえのさよなら
21
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松本直哉
藍色に昏れゆく空をひとすぢの航跡しろくきえのこりたる
10
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詠み人知らず
セールスと思うて電話に出て見ればまあ、お義母さんと声うろたえり
21
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林林
古傷をえぐられるような問いかけに折れる心を抱え答える
28
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海恵ふきる
コーヒーのほのかに香るその指でわたしの夜を抱きとめていて
11
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林林
ごめんねの「ね」の先っぽの一滴ずっとあなたの夢を見ていた
23
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林林
紫蘇の穂の小さな白い花たちは秋風浴びて次の夏への
24
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北上 詩迷
在りし日の 微笑む君よ 幻想よ 無限の距離と 無限の国境
11
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なかしぃ卿
夏の夜はまだ冷めやらぬ寝苦しき瞼閉じなば朝遠からじ
6
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なかしぃ卿
盆過ぎて夏の終わりのハーモニー聴きたくなりてYOUTUBEする
5
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河のほとり
問へばただ遠きむかしを風かよふ小笹ばかりぞそよと答ふる
22
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はまたいと
笑う夏 苦労した夏 泣いた夏 夏の終わりに 海がこぼれる
5
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コーヤ
早咲きの黄花コスモス風に揺れ可憐な夢を秋に繋げて
21
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鈴木たとえば
油絵に塗られしような雲間あり君を愛した過程のような
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鴎
風そよぐ午睡午後の仕事前目を瞑るだけされど麗し
3
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たんぽぽすずめ。
ぽんぽんと立ち登りたる紅白の芙蓉の花に揺らめく真夏
21
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めだか
訳もなくただ植え替えた庭草を五月の風が静かにゆらす
10
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宮本小次郎
何気なく掌で枯葉包み込む開けば塵に分かっていたのに
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いわなおいびと
告白をせし苦き日のよみがえる柿の若葉に降る細き雨
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