己利善慮鬼のお気に入りの歌一覧
コーヤ
湧き出でる春を感じるときめきは蕾の花の微笑みの瞬間
29
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朔夜
逢へばこそ夢とぞ思ふ粉雪のコートに落ちて跡も殘さず
8
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詠み人知らず
路地裏の道行くひともその空もひとよ限りの幻とかや
22
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詠み人知らず
ひさかたに半日話し語らへば目覚め仕舞いぬ人恋しさに
24
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野々花
春の星結んで語る神話にはどこか哀しい結末がある
29
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灰色猫
少しずつ海へとかえる流氷がかつて恋した氷河期の藍
23
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へし切
思ふとも手折らば散らふ秋萩の花の下紐いかで解くらむ
29
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灰色猫
吹けば飛ぶ駒に命を吹き込んで月光浴びる棋士は華やぐ
24
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朔夜
雪は降りしばし積もりてやがて消ゆ人の噂もこの雪がごと
14
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望月弥生
あらたまの 月にこころを あかしてや 継げぬ言の葉 雲に隱れて
12
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虹と星
犯人は虹の第一発見者。悲しみはそう言い息絶えた
9
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詠み人知らず
萌へ萌へて滾り滾りてこの心焼きなば焼きね恋ひ死ぬるまで
16
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詠み人知らず
見上ぐれど雲立ち込めて闇黒の月のうたごえ待ち明かす夜
26
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詠み人知らず
言の葉を見極めたれば見出さるる古語には吾の思意含みなし
14
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野々花
嫉妬という言葉の中に隠された女の私が唇を噛む
15
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野々花
ガリガリと飴玉ひとつ噛み砕く溶け行く前の淋しさゆえに
15
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絮谷新
凍空に白きページの開かれて凪の川面に立つは漣
30
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リクシアナ
うたたねの窓につれなく冬の雨とけて虚しき白銀の夢
22
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吉野 鮎
光ます空に春めくけはいして霞の雲のゆるり流るる
14
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千映
頬かすめ知らん顔して去っていく風は昔のあなたに似てる
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