己利善慮鬼のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
野に出れば霜降り白き草木たち 去りゆく秋とお別れの朝
6
もっと見る
七瀬
もう恋はしないと決めて現れた 好きが解けないあなたが憎い
5
もっと見る
ぁゃ
真夜中に寂しくなって恋をするいつしか寝付き目覚めて冷める
7
もっと見る
詠み人知らず
枯れ枝に飾ったようなビルの灯の ひとつひとつに悲しみがある
14
もっと見る
矢車菊
灯を消そう 星を見るため いやむしろ見えないものを信じるために
74
もっと見る
ゆうくん
一葉の 紅葉のヴェール 髪にのせ 冬の除幕を きみと観る街
4
もっと見る
琴葉
終電を待ちながら聞くプロポーズ君の表情確かめぬまま
7
もっと見る
六日野あやめ
でたらめに 買った切符で 来た汽車で まだ見ぬ君に 会えるのきっと
6
もっと見る
只野ハル
冬枯れの疎林の枯木その枝に掛かりし月の冴えて冷たく
14
もっと見る
光源氏
濡ればみのもみぢ散りしく奥美濃のかなしくふるふ鹿のこゑかな
15
もっと見る
みやこうまし
秋深み 時雨れの中で山茶花の赤煌々と独りはしゃぐや
15
もっと見る
矢車菊
きみのこと今日はひとりで想いたい だから会えない 今日は会えない
2
もっと見る
都詩
父親と向かいて黙し蕎麦すする母の手術も無事に終わりて
26
もっと見る
詠伝
幸福はたぶん何かの間違いで 産んでもいない子の背をさする
8
もっと見る
鬼月
眼球の裏に潜みし暗闇を夢と名付けて夜は更けゆく
4
もっと見る
葵の助
下の子も五歳となれば霜月の空は月日が重なって青
4
もっと見る
紹益
穢れなき 君の瞳に 魅せられて 堕ちてゆきたし 枯葉と共に
18
もっと見る
浅草大将
泣きごとをくり名月のふた度に秋のうれひもながつきの空
14
もっと見る
へし切
十六夜の月も微笑む窓明かり家路をいそぐ夕べの行き来
16
もっと見る
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10