富鴨のお気に入りの歌一覧
白黎
さみしさが二人がけでも埋まらない これは恐らく私が悪い
4
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前田沙耶子
サヨウナラ 地獄でもまあいいけれどせめて個室でありますように
7
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暗黒ティラノ
白亜紀に 印刷された親友よ 君の滅びに僕は寄り添う
5
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工藤吉生
離れると水の流れる便器から聴いた気がする舌打ちの音
4
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工藤吉生
ぷよぷよのように連鎖をして消えろ展望台を埋めるカップル
46
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工藤 琴子
傷つけるつもりはなかった 傷つけることができると思ってなかった
21
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工藤吉生
そっとしておきたい花の美しさやっつけてしまいたい美しさ
3
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利己翔
妹の死体 十一月三十三日 は十二月耳口ハナ目
2
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衣良
油性ペン あの日メモした手の甲のインクが滲んで傷む細胞
8
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舞
切り株の真新しくもま白きを悼むがに降る落ち葉埋めゆく
13
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白黎
仕方なく鏡の前に立つときは暗い瞳の海を観ている
10
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白黎
あまりにも暦の日付が並んでる ヒト数列の末項を想う
3
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白黎
クズだクズだ クズばかり僕に積もってく ゴミ箱差し出すくらいはしてよ
3
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工藤吉生
ズボンからチェーンじゃらつかせる者の半径二メートルに立ち入らず
3
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暗黒ティラノ
「幸せ?と聞かないで」って言ったでしょ 闇夜に光る君の傷口
4
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利己翔
交配でまともな頭になるように さあ これからが本当の君
4
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利己翔
見たことが無い絵を書くのが仕事です纏めて云えばもうむしょくです
2
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まつり
敬虔な祈り捧げる人々のまぶたの皮膚の薄さを思う
7
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ハナアルキ
永遠の不安抱えて眠ること あんまりいいことじゃないみたい
7
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詠み人知らず
沿線の壁の汚れたアパートに 生きていますと 靴下を乾す
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