ゐわむらのお気に入りの歌一覧
夢士
酔いどれの老爺バスみち歩み行くふらりふらりと目指す我が庵
16
もっと見る
まあさ
この夏の 悲しみ弔う ように鳴く つくつく法師を 聞く日暮れ時
25
もっと見る
関山里桜
「遠距離になる」と手紙にしたためる ガラスのペンがさりさりと鳴る
6
もっと見る
恣翁
白銀の月の光を 梟は 頬脹らめて 吸ひたるらむか
20
もっと見る
滝川昌之
キミドリに実り始めた栗の毬 畦道わきに秋が始まる
20
もっと見る
恣翁
過ぎむずる 身を焼きし季を惜しむがに 鶏頭 空しく血を吐けるかな
16
もっと見る
あゆか
うたのわに戻ってこれた幸運へありがとうって叫んでいるよ
13
もっと見る
夕夏
はるなのかつゆなのかあきなのかとうしとしととまなつのそらにあめ
6
もっと見る
秋日好
父の姓夫のくれた今の姓母が選んだファーストネーム
20
もっと見る
石川順一
意地になり庭で暴れてミニミニな私は徳の大きな男
20
もっと見る
関山里桜
春の陽を含んだような黄緑のインクで綴る「離れたくない」
7
もっと見る
へし切
吾がうちになほ恋しきとひとり言つ君しあればと思ふこの頃
27
もっと見る
石川順一
結局は聞かぬシーディー・カセットのウォークマンの二機はさびしえ
15
もっと見る
夢士
時を越え訪ねし友と語りあひ日暮れて一人青春の街
20
もっと見る
恣翁
充たされぬ青き唇 燻りし衝動に 今 汝を抱かばや
16
もっと見る
へし切
前世より結ばれていた赤い糸 誰そ彼時に君の名を言ふ
23
もっと見る
川島さかな
挨拶もなしに突然来るなんて生意気だろう雨のくせによ
7
もっと見る
沙久
長いとも言えるし短いとも言えるあまたのお歌に幸あるように
34
もっと見る
川島さかな
子が寝つくまるで爆弾処理班のようにゆっくり扉を開ける
7
もっと見る
逢坂
透明な小瓶のなかに閉じ込めた君の言葉と致死量の夏
12
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[16]