ゐわむらのお気に入りの歌一覧
千野鶴子
甘いねと分け合う人も今はなくよく冷えた梨黙々と食む
10
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関山里桜
当然のようにあの子の缶ジュース奪って飲んだ奴ねたましき
10
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吉野 鮎
西空に夏大三角は低くあり季の移ろひは巡りはやめて
17
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関山里桜
博識の君の隣で現し世を見渡したくて図書館へ行く
8
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滝川昌之
訃報受け涙の堰は止めてある 家族に最後の様子聴くまで
23
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まあさ
やるせない 心に響く 雨音と 秋虫たちの コラボレーション
21
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月虹
手のひらをじっと見つめる少年の宇宙を旅するような瞳よ
81
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恣翁
教室の硝子戸鳴らし 栗の葉も揺らして 風の青白きかな
19
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夢士
秋の陽の照る芝草の白線の内に走りし老いた若人
22
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月虹
ひと駅とまたひと駅と過ぎ行けば秋は深まる山辺の車窓
63
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へし切
なに此処に咲くとや墓碑の彼岸花 浮き世を憂きと恨み侘びつつ
27
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関山里桜
特急が橋を渡れば停車場で別たれるまで残り三分
11
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Chico
手にすれば きみは俄に照らされて 眞心こめて詠ゐます ( )
22
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関山里桜
パンプスの下に病葉こわれけり新たな恋へ歩き出すとき
13
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関山里桜
「後朝」と書くに別れし人の肌の湿りけ思う古典の授業
9
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関山里桜
今はもうあなたのことを思わなくとも眠れます かしこ 元カノ
8
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石川順一
簡単に撮影出来る揚羽かな子々孫々の為に飛べ飛べ
18
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滝川昌之
秋の蚊に日曜大工は邪魔されてペンキの他にキンカンも塗る
30
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へし切
白露のおける草葉も移ろへば秋ちかう野に来る涼風
25
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恣翁
唐黍の畑を渡り 秋風は 独りぼっちの入り日吹きけり
22
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