葱りんとのお気に入りの歌一覧
灰色猫
パック入り鏡餅からぞくぞくと飛び出してくるパックの丸餅
26
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へし切
親しきも今年を限りに欠礼と互いの老いを思ふ賀状かな
18
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滝川昌之
家々の朝の支度は湯気となり冬の舗道の側溝に立つ
24
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只野ハル
ミキサーの七草粥は薄緑一匙掬い母の口へと
16
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滝川昌之
「旧姓に戻りました」の賀状だけまた読み返す男心よ
27
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つゆふみ
ガイガーでゆかにマイクロシーベルトその上をゆくこまちはやぶさ
6
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へし切
あらたまの年の始めに福寿草の名をもめでたや咲くやこの花
16
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滝川昌之
朝粥に腹が持たぬと嘆きつつ畔を歩けば出会う七草
19
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可不可
指きりを切るより搦め合はせたい 昨夜ふたりのミニチュアみたいに
10
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灰色猫
すき焼きのお肉のみ食む甥っ子はチーズおかきのチーズのみ食む
23
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へし切
親しきが集ふ昼餉に花が咲く 箸がすすむよ 心も弾む
18
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灰色猫
ぽりぽりと数の子を食むひたむきな命の海を味わいながら
23
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秋日好
レア植物無償リストに 花筏 蝋梅 見つけ両手で挙手を
11
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滝川昌之
子が帰省 近況ひとつ聴く間なく友が連れ出しいつもの我が家
27
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うすべに
寒空に煮物のかおり ただいまと扉を押せば ほっとした顔
20
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横井 信
風に耐え冬の寒さに美しく種を抱いて揺れる枯れ草
17
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滝川昌之
夢かなえサンタは帰る本業へアクビ一つで通勤電車
23
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灰色猫
ケンタッキーバーレルを買うぼくというたったひとりの家族のために
23
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千映
年内で母の命も危ないとまだまだ元気笑顔を見せる
11
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横井 信
繰り返す昨日を背負い明日へと歩く僕には風も冷たい
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