葱りんとのお気に入りの歌一覧
可不可
お茶碗を型に杏仁豆腐ふたつ 一輪づつ桜トッピング
8
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恣翁
湯帰りの 濡れ手拭ひをぶら下げて 紅き蕾の孕むを見たり
21
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磯山武士
つまらぬと言われて何を話せばと仕事帰りに月をながめて
6
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へし切
春の夜は花のかすみに先立てて曇りも果てぬおぼろ月かな
23
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横井 信
目に映える青葉でさえも満月を待ちわびていた朝に降る雨
14
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只野ハル
病院のロビーの壁のクリムトのユングフラウは絡み眠れる
11
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滝川昌之
靖国の標本木に花二輪 前夜祭なりチューハイ二缶
26
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へし切
さくら花一輪とても咲くは咲く数に寄えて開花せずとは
21
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詠み人知らず
今日もまた優しい人をやり切って仮面を外す休日前夜
6
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林林
雪柳泣いてるやうな笑むやうな白き涙をはらはらと、春
30
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へし切
遠目にも空に際立つ純白のけがれも知らぬ木蓮の花
25
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滝川昌之
親と来て下宿を探す学生に不安を勝る夢あふれおり
17
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恣翁
回春の情に溺るる猫二匹 月に狂ひて 永く鳴き交ふ
13
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横井 信
梅は散り桜待つ野を行く風の微かに香る春の城跡
25
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只野ハル
顔よりもベッドサイドのモニターを見つつまどろみアラームに目覚め
6
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只野ハル
オフライン スマホ持たずに往来に一人立ってもリアルは見えない
7
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舞
明けてゆく休日の朝長閑なる街の音聞く妻を抱きつ
11
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秋日好
今春の最初の椿が三メータ吹き飛ばされてパンジーと逢う
15
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幸子
生き難き世を生き抜きて人助くる人知ることで立てる日のあり
18
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ななかまど
田や畑のたましい起きる春のきた万の命の発動の音
7
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