速魚のお気に入りの歌一覧
灰色猫
奏でてもブラックホールに吸い込まれ音楽もまた物質のようだ
17
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灰色猫
あるがまま鶏たちを抱きかかえ朝まで生きれた事に感謝を
13
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灰色猫
群れをなし鮎は遡上すひととせの命を燃やし楽園目指し
21
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へし切
ぼんやりと雨の川面を眺めれば小花のような五月雨の跡
36
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中野美雄
葦原はさやぎ偲ぶや明明にささめき逝きけるかの言の葉を
9
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中野美雄
雨あがりの黄色きバラのはなびらの うすひらに長髭の蟲あまた
8
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詠み人知らず
思い断ち 繁吹くことなき泥沼に 落とせし小石のごとく 沈めよ
17
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野々花
降りだした雨が心に溶け込めば紫陽花色に街が色づく
16
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野々花
日陰でもそっと寄り添い生きてきた三十余年の年月の中
24
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車男
コーヒーを飲む食卓を倒したる夢より覚めし空白む頃
11
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ながさき
西の空 上弦の月 輝けり 久方ぶりの 群青の天
23
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ながさき
ひさかたの ひかりのどけき 有明の 月をながめむ 朝のさやけさ
27
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夢士
山行きのリュックと杖のシニア女子どうどう座るシルバーの席
22
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みろく
君が置く柄杓に落ちる桜花 水琴窟が音を合わせた
40
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みろく
コンクリのゾウ舎は今も空のまま 像のはな子になりて帰りぬ
28
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詠み人知らず
かすむ夜に月にかわりて一仕事光やわらか五月八朔
4
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紫草
春雨の過ぎたる夜半を耳立ててこの世の韻を聞いている猫
25
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滝川昌之
役目終え 老いコイノボリはもう一度 河原の空を仲間とゆれる
31
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滝川昌之
夜遅く帰る子供に慣れてきて慣れることない妻を気遣う
112
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コーヤ
吹く風にさらさらさらと小手毬が音もさやかに春を奏でて
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