やひろのお気に入りの歌一覧
漫ろ野
身の残る魚の骨はあばら骨 食い散らかされる私の胸部
1
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漫ろ野
ひげのない猫のように惑ってる あなたの手さえあればいいのに
2
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漫ろ野
蒸れた匂い 白い躑躅に温い雨 泥濘の皐月 病と共寝
3
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漫ろ野
つややかに香る林檎に頬寄せて愛でてシャリリと響くさみしさ
5
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漫ろ野
朝焼けに燃ゆる黄金の稜線を真白き雲の頂に見る
8
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成瀬山水
窓隠す朝閉じ込めた光芒のつららく雫を野花は浴びる
6
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紫苑
誘うてひとになびかぬ木犀のみぢかき春をひたにほひたつ
16
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紫苑
驟り雨せみさえ黙すそのときに囁きたまえ我が耳もとで
92
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紫苑
しらしらと月まなざせば砧骨かすかに応ふさざなみの底
13
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山桃
夕燒けにしづく落として消さむとて身を折りたたむ上弦の月
50
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浅草大将
摘みにゆく野辺はいつしか消えはててスーパーに値ぞはるの七草
18
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芳立
ああ殺気フランスはみな火の色す君もシャルリーわれもシャルリー
10
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村上 喬
ざらついた果実の皮など脱ぎ捨てて駆け出していく八月の海
43
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村上 喬
隣席の二人の恋に祝杯を海ぶどうをはむ我は旅人
21
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村上 喬
温めたミルクの膜を掬いとるあなたの両手に包まれた夜
15
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村上 喬
のみさしのラムネの瓶に残されたビー玉越しに海はひろがる
304
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村上 喬
両手でもこぼれてしまう君がおり掬いきれずに歌に溺れる
25
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芳立
エスプリをおぼえぬ国に生ひたちし身ぞよかりける ジュヌセパシャルリ
5
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晴流奏
あんたとな?おるとなごなごしてまうねん。寄り添う君の言う せえへんの?
4
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魚住 蓮奈
ヴェロニカは死ぬことにした神もロックももう死んだのに
6
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