やひろのお気に入りの歌一覧
あんて
僕達が逢えないようにこの夏のあのコンビニにコピー機はない
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詠み人知らず
よかった?と訊かれる夜は退屈の顔をシーツで隠し首肯く
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半格斎
むきリンゴ透きとほる香ぞ立ちこめて家族で取り合ふ炬燵の上で
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ふきのとう
窓辺から入る日差しのぬくもりに晶子の歌集を開いてみたり
17
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恣翁
鼻水を啜り上げつつ 熱々の汁粉食む子ら 笑みて見遣れり
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恣翁
娘から 合格したと 電話あり 獨り異郷で 祝杯を擧ぐ
241
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恣翁
端然と坐る 寡婦の凄艶な姿に 傍に寄るさへ躊躇ふ
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さら湯
つめたいのと にがいのだけを おしつけて たそがるうみに きみをうめよか
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さら湯
五月雨の朝はひやりと透き通る 真珠の色の夢をみている
3
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さら湯
群青と雨粒喰らって生きていく 街の輪郭 陽炎揺らす
3
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さら湯
さわさわと ひやい吐息が吹きまする 二十四度で夏のぜいたく
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河のほとり
未だしきに花なき峰の木々の間に入日ほのめく春の夕暮れ
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河のほとり
吹く風に花橘の香は過ぎてなほおもかげぞ月にのこれる
14
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河のほとり
蝉のこゑ空にも満つる夕暮れにわれより他に野を行くはなし
14
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河のほとり
春山のあなたの雲のゆかしさよ花の光のしるべする先
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河のほとり
古き家は人こそあらね偲べとや庭に咲きけるとこ夏の花
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河のほとり
香をおくる花のありかを尋ぬれば霞つれなき春のゆふぐれ
24
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河のほとり
春浅み冴ゆるばかりぞ早も咲く花あらぬかとまよふ野山は
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悠々
鷹、消へて、空はせつなく、なりにけり。くよくよするな、と、亡き父の、こゑ
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漫ろ野
朝露に濡れて背のばす青蕾 ほころぶ色彩ただ熱を帯び
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