秋日好のお気に入りの歌一覧
恣翁
仄白く 低き家並の続く道 未明に凍てて横たはるかな
16
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西手心黒
棚並ぶカップラさえも生意気に手に取る吾を格付けようと
5
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うすべに
早起きのめじろの目指すろうばいに 続けとばかり梅のふくらむ
14
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恣翁
雪の音を聞きつつ迷ふ 思ふこと 言はぬが花と弁ふべきを
14
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西手心黒
またひとり流れて消える昭和星コップにぬる燗うたはブルース
6
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滝川昌之
まだ壁で丸まりたがるカレンダーもう君の年背筋伸ばせよ
18
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び わ
頑張った木守りの蜜柑庭守り残った皮を手合わせ土に
7
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西手心黒
それでいいやりたいことをやって死ね「輝きたれ」と綴りは同じ
4
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西手心黒
粉ものは得意じゃないと言う君にホットケーキで焼き初めの朝
9
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ななかまど
松の内なれど優しき陽の射して一枚脱ぎて初春に酔う
18
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うすべに
無事いのる 小雪まう日の朝市の明るい笑顔 干物のおばちゃん
10
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舞
ふるき世の 詞華集に棲む うたびとら うたい とい来る 言の葉の色
8
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ななかまど
漠然と好奇のこころが積みあげし未読の本が叫ぶ部屋すみ
15
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恣翁
吹き抜くる風に 枯れにし裏白の縮るる葉こそ 震へたりけれ
13
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横井 信
春を待つ里の畑に蝋梅の花の香りのそっと漂う
16
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西手心黒
辰初めの震えに儂も首を振る不屈の農るを願う唇
6
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西手心黒
香草の七種入りたるかは知らず夕べのカレーを雑炊にして
5
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西手心黒
もう少し気張ってみるかと改めて手握る妻と足縋る猫
5
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ななかまど
初春のわが家の行事豆を炊き糀と塩の味噌仕込みおり
17
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へし切
あらたまの年経るまでに穏やかにわが身もともにあらむものかは
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