秋日好のお気に入りの歌一覧
ななかまど
お日さまの尻尾ゆらゆら海面を離れ束の間やすらぎを得る
16
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へし切
君なくて何楽しまむうつせみの生きることさへ今はせつない
19
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千映2
亡き母が握った手鏡今日もまたそっと握って母とメイクす
9
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ななかまど
わたつみの淡き紺碧吸いあげて春の空には霞ただよう
21
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滝川昌之
槍、穂高、険しかったね、北岳も亡父の登山日誌を登る
21
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恣翁
鐘の音は 暮色の迫る高殿の影の奥にや 鎖されぬらむ
11
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恣翁
竹林を 冷たく青に光らせて 忘れ降り頻く春霙かな
17
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恣翁
春雨の色を移すか 靄りたる 暗き火影の浴室の壁
12
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恣翁
雨上がり 重き露置く槙を見る 遅き寝覚めに臥せる床かな
14
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恣翁
淡き灯や ウインクしたる横顔に 長き睫毛の翳落とすらむ
15
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恣翁
真鍮の火箸描きし 灰の上の無意味な記号 慌てて消しつ
15
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恣翁
樅の木は 静かな枝を夜に張り はだれの雪を淡く残せり
12
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ななかまど
春の陽に冷露をまとう蕗の薹 萌黄の色の春のきざはし
14
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西手心黒
明日買えぬ茶菓子のチョコを買い溜めす 年甲斐もなく見栄張る爺あり
8
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西手心黒
「皮肉か」と妻に言われるレベル差よ車の窓の凍らぬ暖冬
3
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へし切
あの頃は何もなくでも楽しくてスタートラインは皆等しくて
15
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滝川昌之
甘え方わからないから保護猫は家人が寝たら近づいてみる
17
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ななかまど
寒ツバキ目覚めよ白き雪の下 蕾の赤を冬空に描け
15
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恣翁
陽の当たる縁の柱にもたれたる 直き背しは 若き日の父
12
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恣翁
真夜中の月影寒く 窓に射し 素足のままの吾を照らしけり
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