美津村のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
祖父母からボンタン飴を与えられ 嫌いと言えず溜まる引き出し
20
もっと見る
朔夜
細き腕逞しき腕絡ませて家路を急ぐ母子を見送る
4
もっと見る
有
あなたは 短編のような 詩を書いて 哀しいことを 哀しいままに
6
もっと見る
蜻蛉
月食を二人眺めたその夜に欠けることない想い告げよう
12
もっと見る
都詩
「ラブ」で終わるメールが孫から来る事を母は話せり会う人ごとに
20
もっと見る
つゆくさ
突然に 辞めてしまった同僚の 悲しき噂で 心は痛む
12
もっと見る
詠み人知らず
鉄のまち小倉の空が赤茶けて 景気の波が寄せ来るを待つ
10
もっと見る
詠み人知らず
血の河をわたるがごとく蝶が舞う何処につづく曼珠紗華の赤
18
もっと見る
詠みふみ
罅割れたグラスを照らす陽光を優しくするため注がれた水
3
もっと見る
西村 由佳里
きらきらと文字が流れてゆくような川の水面に我が手をかざす
8
もっと見る
紫苑
かたはらに猫ねむりゐる秋ひと日とほき滄海のことづてを読む
19
もっと見る
夢士
風にのり祭囃子の聞こえ来る小さい秋に耳傾けむ
18
もっと見る
つゆくさ
そこにいる君に 言葉を伝えるって 簡単そうで 難しそうで
6
もっと見る
車男
二合炊き五万円なる炊飯器の広告メールに老い母想う
14
もっと見る
詠み人知らず
これからは 毎年雪を見る度に君の産まれた冬を語れる
26
もっと見る
すばる
千羽鶴 婚姻届で折ったのにどうして君は受け取らないの
17
もっと見る
松本直哉
善悪の彼岸ににほふ花のいろ思ひつつ焼くあつやきたまご
5
もっと見る
松本直哉
きらきらとつぶらなひとみひからせて四年連続白組といふ
4
もっと見る
松本直哉
まなかまでにじりよりたるシーソーにやうやくたもつ吾子との均衡
7
もっと見る
松本直哉
ひとふりの刀身としてよこたはるつめたく蒼き秋刀魚のひかり
11
もっと見る
[1]
<<
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
>>
[23]