夢士のお気に入りの歌一覧
うすべに
夜半の月 ふと目覚めればほととぎす ねぐら探して鳴きわたる空
9
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KEN
下り闇 雨の衣の 花菖蒲 したたる柄は 時か恋かは
9
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KEN
降る雨に 謳うものとは 不如歸 燈りを落とす 部屋湿らせて
8
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名鈴
幼けなき 声で健気に 唱え居り 「うがいてあらいおうちにいよう」と
13
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舞
恥じらいておもてうつむく乙女子の真白の風情鈴蘭の花
9
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里香
変わりゆく 季節が廻り 我ひとり 去年との違いに あたり見回す
7
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ななかまど
松の芽は季節剥がしてひとすじに競い立つなり天にベクトル
13
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ケンイチ
五月雨ののち青さかれ球場に球児なきとて夏な忘れそ
9
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うすべに
雲間漏る月影映す水張田の 揺らめきそよぐ蛙の合唱
6
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ケンイチ
みそひとの限りなきかな彼の春の詠み人知らずの恋につらなり
12
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里香
水多き風ここちよく夜の庭 心もしのに思い出に憩う
7
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里香
しとしとと 雨降り日おちる 夕餉時 味噌のかおりに 手と声あわせる
7
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舞
札幌にやや洒落た名のよく似合う冷たい風に咲くライラック
7
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河のほとり
ながめてもむなしき空のほととぎす風にきくさへ夢の一こゑ
10
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KEN
戀を初む 乙女の息の 模樣かな 草に白銀 蒲公英の綿
7
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滝川昌之
マンホール蓋に彫られた藤の花 見上げ見下ろし「市の花」の時
13
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ケンイチ
さざ波にゆるやかに浚はるるごと憂きに侵され漫ろ雨ふる
8
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うすべに
梅雨思う 南の海の香る朝 茅のしっぽがゆらゆら光る
8
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横井 信
汗を拭き歩く背中にウグイスの歌はやさしく里山の夏
10
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KEN
夕闇と 雨に溶け消ゆ 幻に 愛しさも無く 憎しみも無く
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