夢士のお気に入りの歌一覧
名鈴
片喰は 絶えぬ根を持ち 種飛ばし 家の紋にも 成り上がりたる
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名鈴
蝶舞はば 茨も花を いとど増し 薫る蔓にて 絆さむとす
8
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ななかまど
涼風が朴の若葉をくすぐれば淡く濃くなる母の焼き味噌
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滝川昌之
雲低く春を歌った鳥は止み水田へ声のバトンをつなぐ
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ケンイチ
許可を得たスワンのみ解き放たれて残り半分日光浴す
6
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うすべに
控えめに賑わいもどる祇園町 まだ警戒と赤い月昇る
7
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名鈴
僻目なし 翡翠こそは 夏の日に 煌めきて飛ぶ 青き宝玉
10
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舞
日だまりに子ら遊ぶ声老い人はベンチにひとり瞳をとじる
6
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西村 由佳里
暑い中ごくろうさまと言われたいドアを開ければ暗いリビング
10
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ケンイチ
スマホ手にあつらへ向きのあぢさゐを探せば誰かの背景となり
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ななかまど
新しき生活様式えぐり出てコロナとともに生かされてゆく
7
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うすべに
変わらずに蛍飛びかう貴船川 川床さみしく座布団の山
7
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横井 信
すがた無き頑張りましょうの掛け声ではじまる今日も暑い一日
8
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河のほとり
世にそむく道の奥にもかなしさのありとな鳴きそ山ほととぎす
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ケンイチ
二周目でつひに決意を声にせり未央柳の咲くあたりにて
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灰色猫
サバンナへ次々飛び出す動物の図鑑にそっと雨季の栞を
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うすべに
並木道 若い夫婦が散歩する ふだん見るのは老夫婦だけ
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横井 信
梅雨入りの湿気った風の挨拶にはげしい雨の予報がはしる
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灰色猫
現実に足がすくんで青春を生きてるだけで胸が痛くて
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KEN
樅の木は 枯れて怒れる 修羅のやう 萬歳樂と 名の附く山で
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