夢士のお気に入りの歌一覧
河のほとり
吹く風に軒端の梅は香を送れ訪ふべき頃と人の知るまで
11
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由縁
首筋に寒の戻りの冷たさよ床屋の店先水仙が咲き
5
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秋日好
ぴったりと毛布にくるまる寝姿に博物館の木乃伊を思う
15
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詠み人知らず
果てしなく森深ければ鳥の棲み愛深ければ幸せの棲む
20
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ふきのとう
疲れてはうたた寝をするわが耳に孫の電話は元気あふるる
10
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風花
女子宛の差し入れプリンを残しおり それ楽しみに今日を頑張る
9
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風花
腰かけるその間だけ主とし 暖め癒す電車のシート
11
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矢車菊
指先でギターのこころに触るる夜のハーモニクスよ初雪となれ
9
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桜園
なんとなく寂しさ漂う夜半にはうたをよみつつさみしさまぎらわす
18
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月虹
真夜中に語らう君が居てくれるこの瞬間を幸せと呼ぶ
27
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月虹
雨垂れのプレリュード鳴る小夜更けて君を想へば楽園となる
73
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小林道憲
傘さして雪降る街を急ぎたり 腕に重みを持ち堪えつつ
11
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詠み人知らず
人里に猿やイノシシ現れぬ森の恵みの枯れし冬かな
7
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詠み人知らず
海釣りでカツオの幼魚かかりきて泳ぐがごとく船底で跳ね
3
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詠み人知らず
人よりもそう思ふればますますに低きに沈む我に嘆くや
5
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秋日好
今宵こそ「蛍の光」の元歌を詠んだ詩人の生を言祝ぎ
11
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浅草大将
おのが血をすゑの水とし啜り逝く仏の道もかくすさまじき
10
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紫苑
夜を越ゆるかぐろき闇のいろ冴えて、静けき音のつらなりの、いま。
16
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やひろ
春朧 つねより少し高い月 人のこの身も恋ひ焦れてゐる
8
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美津村
この猫に助けられしは数知れず家族を保たせくれし十九年
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