夢士のお気に入りの歌一覧
KEN
あだたらに 殘る白雪 照らしつつ もちづき落ちて 浮かぶ街影
11
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舞
星の名を幾つか覚え ひと の名も知りては秘する少年のころ
7
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名鈴
両の目の 色の異なる 白き猫 湖の何処に 泳ぎ隠るや
13
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ななかまど
カーソルのごとく縦横うごきたる春苗買いてガーデンの妻
12
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うすべに
気がつけば 八坂の塔に花の月 普段のように見る日夢見る
10
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横井 信
動きだす街を抜けてく一陣の風にざわめく城跡の森
12
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KEN
萠えいずる かへでの影は 若き日の 母の掌 頭に優し
12
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舞
ボンヤリと五月の空を眺めてはテレワークする家も窓際
12
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名鈴
岨上の 世を離れたる 庵こそ 隠士の心に 敵ふものなれ
11
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KEN
紫の 垂水の上の 月の燈を 見上げて覺ゆ 溪の深みを
11
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ななかまど
早緑の色塗り終えし田おもてに雲うらうらと晩春の画布
15
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KEN
乙女座に 例へて偲ぶ 遠き春 土で瞬く 丸き綿毛を
8
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灰色猫
美しいものに会うたび嬉しくてどうして泣いてしまうのだろう
11
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横井 信
ミニチュアの紙で作った鯉のぼり ぽつんと飾る小さな机
10
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灰色猫
ただ一度わたしを拓き閉ざしゆく風が知らせる夏の警笛
8
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舞
散るのちに青葉の桜朽つのみのひとの身悼み花ぞ降り来る
10
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秋日好
好きだとて迸る想いの暴れ馬 空しき夢に 徒花散らす
12
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ななかまど
夕やみと棚田はみんなわれのもの邪魔をするなと恋路の蛙
12
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滝川昌之
接近を羽音で諭し藤棚のミツ守り抜くマルハナバチよ
17
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萱斎院
さつき闇花たちばなの香もあせて 風もかよはぬ袖のしがらみ
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