片井俊二のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
お休みとお早うと言える家族あり それより何を 欲しいのですか?
13
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つゆくさ
なんでだか 皿洗ったら泣けてきて 自分の心も 整理できずに
10
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灰色猫
まだ夏の匂いをはらむ秋風が 選んだページに栞をはさむ
35
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紫苑
懸命に眠りをねむるおさな子のまろき額に汗ひかりをり
20
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栞
駆け足で移る季節を眺めてる 夏に心を置き去りのまま
18
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ふきのとう
風にのり金木犀の香りするいつもの道は秋色となる
14
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詠み人知らず
なんとなく同じ波長の優しさを 持ってる人が集まるんだね
35
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すばる
砂時計横に倒して一休み大人の階段踊り場あたり
28
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舞
寂しさに独り耐えたる夜は長く幾度目覚めて虫の声聴く
10
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春咲
明くとも 絶へてふみなき 月夜道 欠くも満つるも 月は移るに
13
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詠み人知らず
野辺ゆけば吾を迎える秋桜の薄紅色はやさしく揺れて
15
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紫苑
持ちおもる歌集とぢつつ下車までのひとときの眼を閉ざしてをりぬ
11
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詠み人知らず
母さんが寝込むと家が暗くなる 父さんならば そうでもないの
12
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詠み人知らず
辛い時そっと寄り添い肩を抱く山羊座生まれの優しいあなた
15
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都詩
曇り空にどこか心の安らぎて煙る山々遠く眺める
8
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紹益
つばめらは 南の国に 旅立ちて 家の軒端も 元の静かさ
18
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只野ハル
そしてまた夏の終わりに思い出と呼べることなどないままに過ぎ
17
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すばる
下の名で初めて呼ばれたクラス会旧姓の頃好きだった人
26
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栞
それぞれの夏の記憶を焼きつけた小麦の色の子どもらを見る
22
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紫苑
あからしま風によぢれるTシャツの裡にふくるるあをき思ひは
12
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