片井俊二のお気に入りの歌一覧
悠々
教会の白山茶花の花びらがほろほろと散る罪の重さよ
18
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小幸
魂が惹かれてふたり巡り会う 遥か昔の記憶をたどり
14
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詠み人知らず
人恋しサンダル履いてコンビニへ さらに悲しき陳列棚よ
10
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六日野あやめ
電話口「大丈夫よ」が震えだす地図上たった五ミリの距離に
6
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雪路
雪が降る音が聞こえる人だから 孤独の音に耳をすませる
8
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詠み人知らず
重心を低くすればいいらしい私のこころ起きあがれ小法師
6
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詠み人知らず
つづけ字でさようならを書き連ね 紅葉便りの積もりゆく秋
4
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詠み人知らず
茜色のカーブミラーに映るのは 黄昏の過去と少しの未来
5
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矢車菊
砂時計 細きくびれを落ちてゆくきらめき、ひかり、かなしみ、いのり
12
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雪路
マンションの隙間から見る冬の星 僕らはみんな孤独の子ども
10
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更紗
木枯しに紅葉色付き鮮やかに空の青さに心澄みゆく
11
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小林道憲
桐の葉の欠けたるところに星ありて 眠れぬ夜をひとり過ごしつ
20
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すばる
幸せな時が確かにあったから寂しいのだと言い聞かせてる
27
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夢士
月替わり残るページの手触りに過ぎし時間を振り返りみる
22
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秋日好
太鼓橋五つを越えてなお行けば金色の鳥雨のごと降る
9
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桜園
退院し料理つくればおいしいといいしかぞくのいてありがたき
17
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詠み人知らず
五人掛け五人座って誰ひとり ケータイいじらぬ 普通の景色
13
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淡 深波
閨の窓べ千切れて爆ずる雨を聞く我が背に遠く歌ふ雨かも
5
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夢士
優先の席を譲られ居眠りす我も老いたり通勤の途
15
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小幸
自分だけ自分を許しなぐさめて「もういいんだよ先に進もう」
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