片井俊二のお気に入りの歌一覧
ゆり
うけとめる自分の器のたてよこでさびしかったりせつなかったり
19
もっと見る
夢
寢れぬ夜に 思ひ返しき 過ぎし戀 今は寂しき 消えし思ひよ
6
もっと見る
和草
階段で命数尽きし蝶があり 梅雨の晴れ間の青き水曜
10
もっと見る
小鳥遊
泡の日々 麦藁帽の 隙間から 目に燒きつけて 秋まで駆ける
7
もっと見る
芦澤ノリコ
切りすぎた髪を後ろに梳きながら長かった髪好きだった君
9
もっと見る
詠み人知らず
寂しさと哀しみだけを幾重にも重ねて散らす花占いよ
24
もっと見る
速魚
あどけない薔薇の蕾のひとかけらほどくかのよう五月雨の降る
16
もっと見る
詠み人知らず
手のひらで昭和の文字が並びたり十円玉でおつりをもらう
20
もっと見る
聴雨
ゆりの園五色の波のそのもとに咲くつゆ草のあをき呟き
17
もっと見る
詠み人知らず
父の日に父と過ごせる記憶無く父の寂しさ今さら思う
25
もっと見る
秋日好
遠雷が続き辺りが暗くなる 夫も帰宅、さあ来い豪雨
11
もっと見る
矢車菊
雨が降る ぼくを傷つけまいとするきみのやさしい拒絶のように
15
もっと見る
更紗
行くほどに深まる道ぞ 紫陽花の雨降るほどに増す美しさ
13
もっと見る
恵
囁きの様に空から堕ちてくる貴方の教えてくれた雨音
30
もっと見る
詠み人知らず
まだ夏の光りを持たぬ風が吹く囁くように惑わすように
27
もっと見る
由縁
夕暮れのみんなが帰った公園で 木と花 風にはげまされて
7
もっと見る
もなca
口数の少ない君が気にかかりうつろに揺れるあじさいの色
16
もっと見る
村上 喬
さよならの季節のあとに一輪のひまわり咲いて 夏の陽射しよ
24
もっと見る
都詩
正論で斬り込んでくる娘への言葉を探して皿洗いをり
33
もっと見る
矢車菊
半そでに着替えてみれば指先を少し遠くに思う初夏
11
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[21]