詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
inosann
二十代を棒に振りし如ひこもりを採用せんとす企業の着眼
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新座の迷い人
八十二過ぎ 妻の介助をの 淋しさよ 空しく思う 我が身悲しき
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灰色猫
振り返るこの足跡は誰だろうわたしはわたしを歩めなかった
20
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灰色猫
浅瀬にて白き翼を繕いて巣立ちの時の風を待ってる
19
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灰色猫
この胸にふれるあなたの手のひらで抉ってほしい傷跡がある
19
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灰色猫
いろはすは一体どこから来るのだろう未知なる森と出会うコンビニ
17
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灰色猫
怒りという楽器を生きた十代は恥ずかしいほど魂でした
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コタロー
三日月を仰ぎ懷中電燈の光頼りに歩く人人
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inosann
それぞれの役目を負った人間がジグゾーパズルの一片みたいだ
20
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灰色猫
どれだけの涙を越えてきたんでしょうとても気高いあなたの瞳
21
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灰色猫
微笑んで三途の川の向こうから生き抜きましたねと褒めてください
18
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灰色猫
人間が誰かを救い救われるその素晴らしさ泣いちゃいそうです
17
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inosann
出来映えを彼の世の親に聞いてみる吾が人生を振り返りつつ
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文月
庭石に腰をおろして小春日の温き日向を猫と分け合ふ
11
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灰色猫
お互いが互いの愛を撃ち抜けず彷徨うだけの銀の弾丸
15
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灰色猫
爆音のバイクに乗って逃げようか実らぬ恋と拳銃もって
15
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垣街 藤
古都に息吹く藤の香りを瓶詰めし今宵送らうエアメールにて
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inosann
木枯らしが「ヒュー」と心をすり抜けて故郷の気配を残して行きし
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inosann
何処から来てどこへ行くのか分からずに人は充分いきていけれる
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ふじこ
誰も居ぬ部屋で「おはよう」声に出す凍えし空気かすかに緩む
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