詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
少しづつ衰弱してゆく父の背に紅葉愛でる祖父が面影
21
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inosann
独り住むアパート探すひきこもりがまず気にするのはパソコン環境
21
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千映
もう少し体力あれば子育てをまたしてみたい婆の夢かな
9
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へし切
願いはね 愛しき君が傍にいること 唯ひとつ それだけなのに
18
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関山里桜
今日もまた人にもらひし美しき言の葉ひとひら飽かず眺むる
16
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千映
木蓮の葉っぱに君の住所書く出せぬは承知ただ書いてみる
12
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灰色猫
この胸の痛みが君を呼んでいる風であるなら撫でてください
20
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近江の人
七十年私が生まれた日の記憶霙降ってた姉が言う
5
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inosann
庭先に明けても暮れても水を撒く猫の糞した砂利を目掛けて
16
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九條千鶴
ひぐらしのなく夕方に一人待つあなたの声が響く夜を
6
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千映
クリスマスソング流れるスーパーでつい鼻歌で歌うは吾だけ
9
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角谷守
「押し花に」と本を購ひ与ふれば父は子供を詩人にしけり
8
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へし切
一面の紅葉に寺はつつまれて見下ろす景色くれなゐの海
26
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ななかまど
冬近し葉を落としたる山毛欅の木の白き樹肌は冬の体温
6
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へし切
世の中は良くも悪くもしがらみに囚われ縋りみんな生きてる
20
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横井 信
間違いを 正せずにいる 不安感 何かが違う 事だけわかる
15
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千映
腕からの採血無理と手の甲に刺された針の痛さまだある
13
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灰色猫
虫の音の途絶えた朝に寒々と明け初む星に冬来るを知る
26
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灰色猫
まだ君が子犬の頃から歩いたねいつもの道はつづいているよ
19
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吉野 鮎
山茶花の一輪ほどけまた一輪蕾の先のやさし桃色
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